お知らせ
歯ぎしりについて
2024.6.11
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こんにちは。
赤羽の歯医者「医療法人社団歯友会赤羽歯科 赤羽診療所」の歯科医師 土谷です。
今回は皆さんのお口の中でも日常生活と密接に関係する「歯ぎしり」についてお話させて頂きます。
歯ぎしりの種類
歯ぎしり(ブラキシズム)には色んな種類があり、代表的なものでは
・グラインディング:歯をギリギリとこすり合わせる
・クレンチング:歯を食いしばる
・タッピング:上下の歯を小刻みに接触させる
などがあります。
いずれも夜寝ている時、作業している時など無意識に行ってしまっていることが多いのです。
歯ぎしりで見た目はどう変わる?
我々歯科医師は日々たくさんの患者様のお口の中を拝見していますが、「この方は歯ぎしりしてるな」「食いしばってるな」と考える指標として
・咬耗(歯の先端のすり減り)
・楔上欠損(歯茎近くの歯のえぐれ)
・骨隆起(骨のでっぱり:下顎のベロ側によく見られますが上の顎にもできます)
などが挙げられます。
皆様、今ご自身のお口の中を確認してみてください。もしかしたらどれかが起きているかもしれません。
歯ぎしりで起こるデメリット
それでは、歯ぎしりでお口の中はどうなってしまうのでしょうか?
もちろん前述したように見た目の影響が出る場合もございますが、それ以外にも悪影響を及ぼすことが多々あります。
無意識に、持続的に強い力が加わる事で
・歯や顎に痛みが出る
・歯が割れる
・歯を支える歯茎や骨などの歯周組織が脆くなる
・歯の根っこの先が病気になる
・顎関節症になる
といった問題が起きてきます。
少し話は逸れますが、治療がちゃんと終わった後でも入った被せ物や詰め物の咬み合わせの高さの調整がしっかり出来ていないと同じようなことが起きてしまいます。
最悪歯を抜歯しなくてはいけなくなるくらい見過ごせないのが歯ぎしりの怖さです。
歯ぎしりの対処法
歯ぎしりの対処、予防としては
ご自身で出来るセルフケア
・仰向けで寝る(横向きで寝ると顎関節にも良くないです)
・ストレスを溜めない(適度な運動、食習慣の見直しも大事です)
歯医者で出来るケア
・ナイトガード(マウスピースのようなもの)
・噛み合わせの調整
・ボトックス注射(※当院では行っておりません)
などがあります。
歯ぎしりの自覚がある方、歯医者さんや周りの方に指摘されている方、ご相談されたい場合は是非ご連絡をお待ちしております。
ナイトガードについて
ナイトガードとは、夜寝る時に歯(基本上の歯です)に装着する透明なマウスピースです。
睡眠時の歯ぎしりから歯を守り、顎の筋肉のこわばりも軽減してくれます。
硬い素材(ハードタイプ)と柔らかい素材(ソフトタイプ)がありますが、使用しているうちにすり減ってくるので定期的に調整を行い大体2,3年おきに作り替えた方がよいです。
保険適応の為3割負担の方で5000円くらいの費用となり、歯の型取りをしてその次には出来てくるので誰でも気軽に作る事が出来ます。
また現在歯ぎしりがなくても保険外の詰め物や被せ物を入れた後、保険外の被せ物はジルコニアなど強度の高いものもあるため、その歯や嚙み合う歯を守る為にもナイトガードを作って装着する方がより長持ちしやすいです。
多くの方がナイトガードを入れることで症状が改善したり被せ物が長持ちしたりしているので、皆様興味がありましたら是非ご来院をお待ちしております。
お口のことでお困りの方や検診をご希望の方は、赤羽の歯医者 医療法人社団 歯友会 赤羽歯科 赤羽診療所にご相談ください。
赤羽歯科赤羽診療所は、JR赤羽駅 徒歩6分 南北線志茂駅 徒歩7分
地域に密着した優しい診療を行っています。