お知らせ
顎が痛くなったら?
2025.2.01
こんにちは。
赤羽の歯医者「医療法人社団歯友会赤羽歯 科赤羽診療所」歯科医師 前野です。
今回は顎関節症についてお話したいと思います。
顎関節症とは
症状で分類すると
顎が痛くなる(額関節痛、筋肉痛)
口が開かなくなる、口が閉じなくなる(開閉口障害)
顎を動かすと音が鳴る(顎関節雑音)などがあります
顎の痛みの種類は?
大きく分けて二つあります。
顎関節の痛みと筋肉痛に分けられます。
そして、そのどちらか、あるいは、両方に痛みがある方がいます。
顎関節の痛みは、顎関節の周囲に炎症がある場合が多いです。
咀嚼筋の痛みは、筋・筋膜痛(局所と中枢の問題が関係している)が生じている場合などがあります。
また、顎関節や咀嚼筋の傷害だけでは説明のつかない痛みもあり、心理的あるいは社会的なストレスが関係している場合もあります。
口の開閉口ができないのは?
顎関節症では、顎関節内部の関節円板と呼ばれる、関節の隙間にあるクッションがずれて、関節の動きを妨げている場合や、咀嚼筋の痛みのためにあごが動かせない場合があります。
また、痛みのために口を大きく開けないで、ずっと使わないでいることで、顎関節や咀嚼筋の運動が制限されてさらに悪化してしまうことがあります。
口が開けにくくなる疾患は、関節円板のズレの他に、炎症や腫瘍など他にもあります。
一方口が閉じれなくなってしまう原因は関節円板のずれや炎症等のほかに、あごが外れてしまい閉じれなくなってしまうこともあります。
顎を動かすと音が鳴るのは?
顎を動かしたときに音が鳴ることがあります。
音の種類は大きく分けて二つあります。
カクカク鳴る音、ジャリジャリ鳴る音です。
カクカクする場合は関節円板の位置がずれてしまってるのが原因です。
ジャリジャリする場合は顎関節の骨同士が摩擦してすり減ってしまい、変形してしまってる場合があります。
顎関節症の原因は?
原因は様々ですが、特に多いのは、歯ぎしりや食いしばり、噛み合わせの異常によるものが多いです。
他にもストレスや、普段の生活習慣、姿勢の異常や寝るときの向き等でも顎関節症状が出ることがある為、原因の特定を容易に行う事はできません。
その為、もし顎関節の症状が何かありましたら、放置せずにかかりつけの歯医者さんに行って診てもらう事をお勧めします。
顎関節症の治療法は?
顎関節症の治療法は、まず何が原因で症状が出てるのかを特定するために、口腔内や口腔外の状態を精査します。
精査したうえで、どの治療法が必要になるのかは症例によってさまざまで大きく変わる為、一概にこれとは言えませんが、
基本的には侵襲の少ない可逆的な治療法が第一選択となることが多いです。
その為、いきなり歯を削ったりかぶせ物を入れたり、矯正治療を行うのは避けます。
まずはマウスピースを使用したスプリント治療を行ったり、開口訓練、マッサージ、湿布、生活習慣の改善等を行います。
どの治療法がいいかは人それぞれ変わってくるため、まずはかかりつけの歯医者さんに診てもらう必要があります。
お口のことでお困りの方は、赤羽の歯医者 医療法人社団 歯友会 赤羽歯科 赤羽診療所にご相談ください。
赤羽歯科赤羽診療所は、JR赤羽駅 徒歩6分 南北線志茂駅 徒歩7分 地域に密着した優しい診療を行っています。