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口臭の原因について

2023.4.30

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こんにちは。

赤羽の歯医者「医療法人社団歯友会赤羽歯科 赤羽診療所」歯科衛生士の田中です。今日は口臭の原因についてお話していきます。

人と会う時に自分の口臭が気になる事はありませんか?

自分の手に息を吹きかけてみて臭わないから大丈夫と思っていても家族や友人などに指摘されて悩んだことがある人もいるのではないでしょうか?

口臭は、このように自分で気付きにくいのが悩みの種で一度気になりだすと、人に相談できずに悩んでしまうものです。

口臭の原因を知り予防を身につければ悩むことはありません。

口臭の原因を大きく3つに分けると。。。

 

①真性口臭…実際に口臭が認められるもの

②仮性口臭…口臭が自分にはあると思っているものの実際口臭が認められないもの、説明によって改善できるもの。

③口臭恐怖症…①、②の治療を行っていても口臭が自分にあると思ってしまうもの。

 

このうち、真性口臭について解説していきます。

 

真性口臭

〇食べ物が原因

ニンニク、ニラ、ネギなどの臭いの強い食物は胃で消化された後、血液にのって体内を巡り、肺を経由し息となります。これらの口臭は時間とともに自然となくなります。

〇全身の病気が原因

全身の病気が原因で口臭が起こる事があります。耳鼻咽喉、呼吸器系、消化器系、その他糖尿病などがあります。

(耳鼻咽喉)…蓄膿症など鼻で息ができない場合は、口で呼吸することによって口が乾燥して唾液が少なくなり、口の中の細菌が増加して口臭となります。

(呼吸・消化器系)…胃腸が弱く消化する力が弱いと胃の中に食物が長くとどまるので、その臭いがする事があります。

(糖尿病)…果物の腐ったようなにおいは特徴的でこの臭いで糖尿病に気付くという場合もあります。

 

 

これらの全身の病気が原因の場合いくら歯磨きをしても口臭は隠せません。その病気を根本的に治療して初めて口臭を消すことができます。

きちんと専門的な病院で治療を受けることが大切です。

 

 

〇口の中が原因

口臭の原因の85%は口の中にあります。

原因で一番多いのは歯垢、プラークです。プラーク中の細菌は1㎎の歯垢に1億個いると考えられており、それらが産生する揮発性硫黄化合物などが口臭となっています。

簡単に言えば、台所の生ごみが時間が経つとだんだん腐って臭ってくるのと同じことで口の中に残った歯垢が時間の経過とともに腐敗を始め、それが口臭となるのです。特に人間の口の中は36度と温かく唾液でじめじめとしてまさに腐敗の状況に格好の場所と言えます。通常食後2時間で臭い始めると言われています。虫歯や歯周病がある場合はさらに口臭がひどくなります。虫歯が神経まで達している場合は神経が腐ってひどい悪臭がすることがあります。まずはこれらの病気をしっかりと治療することが大切です。

 

また、義歯やブリッジなどを入れている人は、汚れをきちんと清掃しないとプラークが詰まり、細菌の増加を促し、口臭の原因となります。

自分の口臭の原因を知り、ケアすることが大切です。

 

予防やケアについて

口臭の種類によって対策は異なりますが、基本は歯磨きです。

毎日丁寧に歯を磨き、口の中の汚れをしっかり落としましょう。歯磨きの際には、歯ブラシだけでなく、デンタルフロスや、歯間ブラシ、舌を磨くための舌ブラシも活用するといいでしょう。

口の中の乾燥も原因としてあげられるので、こまめにお水を飲んだり、唾液の分泌を促すマッサージも効果的です。

また、専門的な病院や歯科医院で適切な治療を受けたり、定期的に検診を受けることも大切です。

口臭の事でお困りの方や、検診ご希望の方は、赤羽の歯医者「医療法人社団歯友会 赤羽歯科 赤羽診療所」にご相談ください。

赤羽歯科 赤羽診療所は、JR赤羽駅 徒歩6分 南北線志茂駅 徒歩7分

地域に密着した優しい診療を行っております